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第35回沖縄平和行動開催報告

 

第35回全労金・労済労連沖縄平和行動を開催!

第35回全労金・労済労連沖縄平和行動を開催!
 
【1日日(5月12日)】
 
 沖縄県那覇市において、全労金が55名、労済労連が11名、沖縄労組と全労済労組沖縄分会の実行委員会が16名、合計82名が参加して開催しました。なお、全労金は全国14単組から、労済労連は九州地区からの参加となりました。内容は、①前段集会、②糸数壕見学、③5.15平和行進、④嘉数高台公園見学、⑤5・15平和とくらしを守る県民大会、⑥魂魄(こんぱく)の塔・平和祈念公園訪問、⑦総括集会、でした。
 
①前段集会
 那覇ぶんかテンブス館にて、沖縄平和行動の前段集会が開催されました。沖縄平和行動実行委員長である漢那沖縄労組委員長、産別役員から全労金深見委員長、労済労連後藤中央執行委員の挨拶を受けたのち、全労済労組沖縄分会の黒川事務局長より基調提起を受けました。
 
 「戦争体験講話」では、沖縄県観光ボランティアガイド友の会の新里スエ氏より「悲惨な沖縄戦のありさまと、穴だらけの島となった沖縄の戦後復興に向けての様子を体験者の1人として伝えたい」と題し、講演を受けました。講演では、実際に経験された沖縄戦の様子や、「今も沖縄戦はアメリカの軍事記者や研究者から、世界の戦争で最も悲惨で残酷な戦争と言われている」ことが伝えられました。また、「戦後、若者たちが立ち上がり、英語を学び、米軍基地等で働き、アメリカの命令でアメリカ本土やハワイで渡り、そこで学んだことを沖縄の復興に役立てた」といった戦後復興の道のりについても語られました。
 その後、「戦没者を二度殺すのか ~遺骨が眠る土と埋め立て計画~」の番組を視聴しました。現在、政府主導で辺野古新基地建設のため沿岸部の埋め立て作業が進んでいますが、埋め立てに必要な土砂を沖縄戦の激戦地だった本島南部の土砂を使うことが計画されています。今もなお多くの遺骨が眠る土を海へ投入し、新たな基地を作るために使うということは、戦没者を二度殺すことであり、人道的に許されないことだと番組の中で訴え続けていました。
 
【2日目(5月13日)】
 
②糸数豪見学
 2日目の午前は「糸数壕」を訪れました。糸数壕は、沖縄戦時中に住民の避難所や軍の地下陣地として使用された自然洞窟で、戦争が激化すると傷病兵の看護所(病院)としても使用されていた場所です。現地ガイドから当時の様子を説明いただきましたが、実際の現場で見聞きすることで、さらに戦争の悲惨さを感じることができました。
 
③ピースアクション2023 5.15平和行進
 午後からは、嘉手納町民広場で平和行進の出発式が開催され、北谷町役場までの約6.2kmの道のりを多くの労働団体とともに行進しました。行進の中では、「沖縄に米軍基地はいらない」「米軍は沖縄から出ていけ」「沖縄の自然を返せ」等々、参加者全員が平和を願ってシュプレヒコールを掲げました。途中、右翼による妨害行為も多くありましたが、参加者全員で平和行進を貫徹することができました。
 
④嘉数高台公園見学
 平和行進終了後、改めて戦場巡りとして、沖縄戦で最大の激戦地となった「嘉数高台公園」を訪れました。公園内では、「陣地壕(日本軍が陣地を構えるために掘った軍専用の人工壕)」や「トーチカ(防御の中心となる陣地)」の跡地や「京都の塔(京都府出身の将兵の慰霊碑)」を見学し、戦時中にできた生々しい弾痕や、展望台から見える普天間基地など、過去から現在の沖縄の様子を確かめることが出来ました。
 
【3日目(5月14日)】
 
⑤5・15平和とくらしを守る県民大会
 午前中はバスで沖縄コンベンションセンター(宜野湾市)へ移動し、「5・15平和とくらしを守る県民大会」に出席しました。平和行進の参加者や一般県民ら1,400人が集まり、沖縄で進む軍備増強を許さず、県民の暮らしを守る平和な島の実現を誓いました。
 主催者代表からは、「沖縄県議会は2月定例会において、沖縄を再び戦場にしないよう、日本政府に対し、対話の外交による平和構築の積極的な取り組みを求めるとの意見書を採択し、県議会の代表が提出した。地元の自治体で対話による平和外交の意見書を採択するよう取り組もう」等と挨拶があり、会場に集まった1,400人が県民の暮らしを守る平和な島の実現を誓いました。
 
⑥魂魄(こんぱく)の塔・平和祈念公園訪問
 魂魄の塔では、平和への祈りを込めて、全国の組合員の皆さんから作成いただいた折り鶴を献納しました。
 その後、平和祈念公園へ移動し、実行委員の方の解説を聞きながら、平和の丘・沖縄平和祈念堂・全学徒隊の碑・平和の礎(いしじ)等を周り、それぞれに込められた意味や平和への想いを学びました。
 
⑦総括集会
 平和祈念資料館を見学後、同館内で総括集会を開催しました。
 総括集会では、各グループから「高校時代にも平和学習で沖縄に来たが、当時の意識は希薄だった。見聞きしたことを後世に伝えていく必要がある」「集団自決の話で、自分の子を殺すという想像できないことが起こっていたことを知った。戦争は二度と起こしてはいけないと強く感じた」「沖縄の地に来ないとできない体験ができた。平和であることが当たり前ではないということが学べた」等の感想がありました。 
 続いて、「6組織平和の横断リレー」を行い、広島・長崎へのバトンが繋がれたことを確認しました。
 最後に参加者の皆さんで「がんばろう三唱」をして、平和行動は終了となりました。
 
 
 
前段集会(漢那実行委員長挨拶)
 
前段集会’(深見中央執行委員長挨拶)
 
前段集会(戦争体験講話)
 
前段集会(DVD視聴)
 
糸数壕見学(入壕前)
 
平和行進①
 
平和行進②
 
県民集会①
 
県民大会②
 
魂魄の塔
 
平和祈念公園
 
集合写真
 
総括集会(感想発表)
 
総括集会(平和の横断リレー)
 
総括集会(がんばろう三唱)
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