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全労金「第9回災害からの復興・再生集会」

 

全労金「第9回災害からの復興・再生集会」を開催しました!

全労金「第9回災害からの復興・再生集会」を開催しました!
 
 
 3月7~8日に福島県福島市のホテル福島グリーンパレスを主会場として開催しました。単組から15名、労済労連(全労済労組)から3名の参加者、事務局として東北労組実行委員9名、全労金2名の計29名が参加しました。
 集会の内容は、①開会集会(ⅰ主催者代表挨拶、ⅱ全労金挨拶、ⅲ自己紹介、ⅳ基調提起)、②現地視察、③講演、④分散会、⑤閉会集会、でした。
 開会にあたり、東北労組実行委員会を代表し、工藤実行委員長(東北労組執行委員長)より「原子力発電は本当に必要なのか。震災から15年が経過した今だからこそ改めて考え直す必要がある。東日本大震災以降も全国で様々な自然災害が発生している。未来への防災・減災への対応を続け、教訓として生かしていく必要がある。その気づきとなる2日間にしてほしい」等の挨拶がありました。
 全労金・深見中央執行委員長からの挨拶では、震災当時、全国からのカンパや物資支援の取り組み等を通じた全労金組織の団結力を強く実感するとともに、「なぜ本集会を福島県で開催しているのか、他の災害との違いを認識し、事実として知ってほしい」こと、福島応援セット梱包作業時の会津よつば農協労組員からの感謝の言葉等について触れられました。参加者・事務局からの自己紹介のあと、実行委員会・澤田事務局長より基調提起が行われました。また、現地視察に同行をいただく
(公財)日本教育公務員弘済会福島支部の柴口氏より、現地視察にあたっての注意点等について説明がありました。



 
 
 現地視察(フィールドワーク)では、貸切バスにて、川俣町・飯館村を経由し、浪江町内の視察と施設見学を実施しました。JR浪江町周辺では震災直後に地震の影響で損壊を受けた学校や家屋等が撤去され更地に変わってきており、15年という時間の経過とともに柴口氏より「故郷が変わっていく様相にもどかしさを覚える」との切実な思いが語られました。その後、大平山霊園への訪問、震災遺構である浪江町立請戸小学校、及び、東日本大震災・原子力災害伝承館を見学しました。いずれも震災当時の爪痕や状況が生々しく残されており、改めて震災による津波の甚大な被害や、福島第一原発事故による「複合災害」について学びました。
 
 講演では、福島県・教職員組合双葉支部の日野書記長より「震災から15年~原子力災害を語り継ぐ必要性とこれからの放射線教育~」を題した講演をいただきました。日野書記長からは、福島県における震災や原発事故がもたらした影響等について詳細に説明をいただくとともに、震災をきっかけに故郷を離れざるを得ず、当時小学校に通っていた子どもたちは、避難のために震災翌日から一度も友達に会うことなく離れ離れになってしまい、自分の将来に夢を描くことができず、原発事故における一番の被害者は子どもたちであること等、話をされました。
 
 分散会に先立ち、東日本大震災、及び、原発事故を被災地にて体験した労組役員から15年間の切実な思いが語られました。事故直後の避難対応やその後帰宅困難区域となったことで今も自宅に帰ることができない状況にあること、家族と離れ離れでの生活を余儀なくされたこと、移転先における被災地の風評被害や子どもへのいじめ等、この15年間の苦しみについて切実に吐露されました。一方、そのような状況でも労働組合を通じて多くの支援があり、前向きに働ける環境を整えてもらったことに感謝しているとの言葉が大変印象的でした。分散会では、3つのグループに分かれ、「現地視察の感想」「講演の感想」「防災・減災に向けて取り組むべきこと」を議論しました。
 
 
 
 分散会の報告で、それぞれのグループから発表があり、「この集会を通じて『復興』ではなく『再生』という表現が適切と実感した」「地域に関わらず、原発に対する課題認識を持ち、今後のエネルギー政策に関心を持っていく必要がある」「本集会での内容を単組内に還元していく必要がある」「防災に向けて今出来ることを確実に実践していくことが必要」等の発言がありました。
 最後に実行委員会・澤田事務局長より2日間の集会のまとめを行い、閉会となりました。
15年は一つの節目ではありますが、原発事故の被災者からすればただの数字でしかなく、震災はまだ続いています。全労金は、今後も全労金組織の一人ひとりができる取り組みを継続し、震災を風化させない取り組みに繋げていきます。
 

開催風景

開催風景
 
工藤実行委員長(東北労組執行委員長)
 
開会集会
 
被災地視察
 
大平山霊園・慰霊碑
 
請戸小学校の体育館
 
請戸小学校の黒板
 
モニタリングポスト
 
廃棄物
 
分散会の様子
 
分散会発表
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