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第37回沖縄平和行動開催報告

 

第37回全労金・労済労連沖縄平和行動を開催!

第37回全労金・労済労連沖縄平和行動を開催!
 
【1日日(5月16日)】
 沖縄県那覇市において、全労金が63名、労済労連が18名、沖縄労組と全労済労組沖縄分会の実行委員会が18名、合計99名が参加して開催しました。内容は、①前段集会、②5.15平和行進、③5.15平和とくらしを守る県民大会、④糸数壕見学、⑤ひめゆりの塔・ひめゆり平和祈念資料館見学、⑥平和祈念公園・平和祈念資料館見学、⑦総括集会、でした。
 
①前段集会
 沖縄平和行動実行委員長である松川沖縄労組委員長、産別役員から全労金宮西副委員長、労済労連榎本中央執行委員の挨拶を受けたのち、全労済労組沖縄分会の坂田事務局次長より基調提起を受けました。
 
 「戦争体験講話」では、沖縄県観光ボランティアガイド友の会の安田國重氏より「沖縄戦と平和について」と題し、講演を受けました。講演では、「沖縄戦は、日本国内で初めて地上戦が行われ、軍隊の倍以上の住民が犠牲になった歴史を知ってもらいたい」「沖縄戦では、日本軍より『軍官民共生共死』という指導方針の下、住民が米軍に投稿することを許されず、集団自決することを強制された」「戦争は、人間が人間でなくなる恐ろしいものであり、弱い立場の人々が犠牲になる」「戦後80年が経過した今でも、米軍基地から発する事件・事故や環境・騒音による問題を抱えている」「私が思う平和とは、『私たちが普通の生活ができること』『私たちが当たり前に生きられること』である」「平和は一人では創造できない。一人ひとりが自分は平和創造について、何ができるかを考えることが大事である。そして、沖縄戦や平和を『自分の事』として考え、『願う平和希求』から『創る平和創造』へ進化させなければならない」、等と訴えられました。
 
続いて、琉球大学教育学部准教授の北上田源氏より「戦後80年、沖縄戦をどう伝えていくか~平和の礎に注目して~」と題し、講演を受けました。講演では、「平和学習をするうえで大切にしていること」として、「心で受け止めることに加え、頭で考えることが重要である。面白い、また行きたい等、興味・関心を持たなければいけない。今回の平和行動を通じて、参加者の皆さん一人ひとりが、心で受け止め、頭を考え、興味・関心を持てるような平和学習をしてもらいたい」等が述べられたうえで、平和行進やフィールドワークで訪問する戦跡等が紹介され、「戦跡や米軍基地等から見えることが、沖縄戦や戦後史、基地問題を考えるうえで、どういつ意味を持つのかを確認してもらいたい」、等と訴えられました。
 
【2日目(5月17日)】
 
②5.15平和行進
 2日目午前9時より、5.15平和行進に参加しました。読谷村役場で出発式が開催され、Agreスタジアム北谷までの約12.5キロを、「静かな沖縄を返せ」「軍事演習はやめろ」「基地による自然破壊は許さないぞ」「豊かな自然を守り抜くぞ」「基地の強制使用は許さないぞ」「基地による爆音被害を許さないぞ」「軍事基地はいらないぞ」等、参加者全員がシュプレヒコールを唱和しながら平和行進しました。なお、炎天下の中での平和行進となりましたが、特段の体調不良者は発生せず、また行進中には、例年以上に右翼による妨害行為を受けましたが、参加者全員で平和行進を貫徹しました。
 
③5.15平和とくらしを守る県民大会
 平和行進後の15時30分より開催された「第48回5.15平和とくらしを守る県民大会」では、主催者挨拶(外間ひろみ共同代表)、共催挨拶(染裕之フォーラム平和共同代表)、来賓挨拶(玉城デニー知事)、歓迎挨拶(玉那覇淑子北谷町議会副議長、新川秀清第4次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団団長)、議員代表挨拶(高良鉄美参議院議員)、連帯挨拶(高良沙哉米兵による少女暴行事件に対する抗議と再発防止を求める県民大会実行委員会共同代表)、海外ゲスト(ソン・ミフィ韓国進歩連帯共同代用)、平和行進団報告、大会宣言、閉会挨拶・団結がんばろう、が実施されました。
 
【3日目(5月18日)】
 
④糸数壕見学
 3日目の午前は「糸数壕」を訪れました。糸数壕は、沖縄戦時中に住民の避難所や軍の地下陣地として使用された自然洞窟で、戦争が激化すると傷病兵の看護所(病院)としても使用されていた場所です。現地ガイドの説明を受けながら、糸数壕に入豪の上、当時の過酷な生活の様子等の実相を学習しました。
 
⑤⑥ひめゆりの塔・平和祈念公園訪問
 全単組で作成した折り鶴を平和記念公園に献納しました。その後、平和の礎、並びに、平和祈念資料館を見学しました。
 
⑥総括集会
 総括集会では、3日間を通じて感じたこと等、代表者より感想が述べられました。感想では、「戦争の悲惨さを知る機会になり、自分が感じたことを単組や中間組織、青年組織に伝えていきたい」「教科書やインターネットでは得られない、沖縄戦や基地問題等の実相を学ぶ機会となった。今後もアンテナを高くし、事実を正確に知ることの重要性を感じるとともに、青年組織内で学習会を開催し、伝えていきたい」「平和とは何かを考える機会となった。平和行進やフィールドワーク等を通じて学んだことを、当事者意識をもって伝えていきたい」「平和とは何かを一言では言い表すことは難しいが、私たちには、歴史を学び、戦争体験者から受け継ぎ、平和の尊さを伝える役割がある」、等が述べられました。
 
 
前段集会(松川実行委員長挨拶)
 
前段集会(宮西中央副執行委員長挨拶)
 
前段集会(基調提起)
 
前段集会(戦争体験講話:沖縄県観光ボランティアガイド友の会・安田國重氏)
 
前段集会(講演:琉球大学准教授・北上田源氏)
 
平和行進
 
県民大会①
 
県民大会②
 
糸数壕見学
 
ひめゆりの塔
 
平和祈念公園①
 
平和祈念公園②
 
全体写真
 
総括集会
 
総括集会(平和の横断リレー)
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