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女性役員会議開催報告

 

2024年度女性役員会議を開催しました!

2024年度女性役員会議を開催しました!
 
 
 2024年12月12~13日にかけて、都内・全水道会館にて14単組の女性役員28名と全労金四役10名により開催しました。なお、参加者のうち1名が子ども1名を同伴し、別室に設置した託児所を利用しました。
 例年は、「女性役員の交流と育成」を主な目的としていましたが、今年度は開催時期を早めたこともあり、新たな試みとして、「『全労金2025春季生活闘争方針(案)』への理解と認識を深め、単組の方針策定に向けて議論すること」を目的に加え、講演やグループワークを行いました。
 議題は、①開会挨拶、②芳野連合会長より激励のご挨拶、③基調提起・進め方、④自己紹介他、⑤全労金2025春季生活闘争方針(案)の補足説明、⑥講演「キッコーマン労働組合の取り組み」、⑦女性役員とのトークセッション、⑧グループワーク・発表、⑨まとめ。
 ①では、全労金の深見委員長より、冒頭、自身が労働組合を続ける理由、春季生活闘争の要求、育児休業法の成立について触れられました。そして、「自分のための活動が人のため、社会のためになっている。労働組合は、より良い社会にするために活動している組織であり、それは未来へと続く。日頃感じている課題について、勇気を持って発言していただきたい。発言したことが、全労金の方針や単組の方針に取り入れられ、金庫や事業体との交渉・協議で勝ち取れば、連合の方針にも取り上げられ、他の組織に広がり、法律になるかもしれないというような可能性のあるステージに皆さんは立っている」「1986年に全労金で男女平等を取り上げたが、38年経ってようやく、中央委員会での中央委員の女性参画比率が58.8%となり、ほぼ男女比率に応じた参画比率となった。これを継続するためには、皆さんの力が必要である。つらいこともたくさんあると思うが、支えになるのは仲間である。本日集まった仲間と太い絆を作り、今後の労組役員としての役割・生活等に活かしてもらいたい」等と挨拶しました。
 ②では、連合の芳野会長より、「3年前に『すべての課題にジェンダー平等の視点を』と発信したが、連合本部では、女性の参画比率は年々減少傾向にある。その中で、全労金は中央委員会において男女比率に応じた中央委員の参画比率になった。このことは連合本部を動かしていくことになるし、今後も期待している」「公的年金の第3号被保険者廃止については、女性自身がこれからどのような人生を歩んでいくのか、どのような社会の枠組みが一人ひとりの女性にとって生きやすいのか、女性が声を声を上げなければ社会を変えられないと考えている」「税や社会保障の家族モデルがバブル崩壊後に変わり、男性一人の稼ぎから共働きに変わってきている。非正規雇用の女性も多いが、働く女性が増えてきている。労働力人口の問題もあり、『壁』の問題も出てきた。現行制度は女性の貧困を生み出している。連合は、どういう生き方をしても、税や社会保障の負担と給付の公平性を担保しながら、中立性を保つ制度にしていくことをめざしている。私たちの将来を見据えて、税金等の社会保障を作っていくことが重要であり、皆さんの声が必要となってくる」「組合活動は、人生にとってプラスはあっても絶対にマイナスはない。職場にいたら、職場に居る人としか知り得ない情報が、組合活動を通じて、全労金や地方連合等の情報も入ってくる。私たちの選択肢が増えていく。ぜひ、今のポジションを人生にも活かしてほしい」等と挨拶がありました。
 ③では、全労金の白石副委員長より、会議の目的を共有したうえで、会議の進め方が説明されました。また、「役員経験歴が違う中ではあるが、これまでの自身の経験を踏まえて、積極的に発言してほしい」等と述べられました。
 ④では、参加者全員が自己紹介をした後に、メンチメーターを活用し、参加者間の交流を図りました。
 ⑤では、全労金の宮西副委員長より、「全労金2025春季生活闘争方針(案)」について補足説明を行うとともに、「事前アンケート」を活用し理解を深めました。
 
 ⑥では、キッコーマン労働組合の柴田中央書記長より、ⅰキッコーマンの紹介、ⅱキッコーマン労働組合の紹介、ⅲ自単組における事例、ⅳ最後に(組合活動への心構え)について、講演されました。その後、参加者からは、「同性婚と事実婚の取り組みについて、苦労した点やアドバイスをお聞きしたい」、「中堅層組合員を対象にした学習会を開催しているのか」、「女性参画を高める取り組みを労使で実施しているのであればお聞きしたい」「オープンショップの中で、嘱託等職員の皆さんに組合に加入してもらう、活動に積極的に関わってもらうコツがあれば教えてもらいたい」等の複数の質問が出されました。
 
 ⑦では、WEBにて、新潟労組の西澤委員長と中国労組の岡本副委員長をゲストに迎え、会場からは全労金の幸田副委員長と桐田書記次長が参加しました。また、事前アンケートで特に多かった項目、ⅰジェンダー課題についての取り組み、ⅱ女性参画率を高めるための取り組み、ⅲ仕事と家庭と組合活動の両立のコツ、ⅳ労組役員としてのモチベーションについて、トークセッションを実施しました。
 
 ⑧では、5グループに分かれ、2つのテーマ(テーマⅠ:ジェンダー平等、テーマⅡ:全労金2025春季生活闘争)について意見交換の後、模造紙を活用して、各グループから発表しました。
 テーマⅠでは、「働きやすい職場環境に向けて」の課題や解決策に向けて意見交換し、模造紙に記入しました。各グループからは、「女性の管理職が少ない」「嘱託等職員は女性が多い」「育休取得者は女性の方が多い」「女性は役席になると仕事と家庭の両立が難しく退職する」「産休前の人事考課における課題(考課に算入されない期間がある)」「LGBTQの顧客も増えてきているが職員の理解が不足している」等の意見が出されました。
 テーマⅡでは、春季生活闘争において、「統一取り組み」や「要求課題」について意見交換しました。各グループからは、「女性のキャリアアップやスキルアップにつながる研修や経験を積み、ロールモデルをつくる」「嘱託等職員の処遇改善を図る」「正職員登用制度の見直し」「嘱託等職員と正職員の一時金の差がある単組は同一月数を要求に掲げる」「産休・育休取得者の考課期間の見直しを図る」「組合や金庫において、幅広い年代が性差別をなくすための知識を学ぶ機会を設ける」「現在働いている職員が働き続けたいと思えるような職場風土の構築が必要」等の意見が出されました。
 ⑨では、全労金の白石副委員長より、「グループワークでは、働き続けるための課題や解決策、春季生活闘争について14組織の違いがある中で課題を出し合い議論した。全労金の素晴らしさは、みんなで力を合わせて統一して闘っていくことだということを再認識できた。単組に持ち帰って、それぞれが感じたこと等を話し合ってほしい。最後に、ⅰ自分の組織の当たり前は、他の組織の当たり前ではない、ⅱ変えられないことは決してない、そのために声を上げる勇気を、ⅲ組織以外の人とも出会ってほしい」等が述べられ2日間のまとめとしました。
 
 
開会挨拶・深見委員長
 
激励挨拶・芳野会長
 
基調提起・白石副委員長
 
2025春季生活闘争方針(案)
補足説明・宮西副委員長
 
トークセッションの様子
 
グループワークの様子
 
グループワークの様子
 
グループワークの様子
 
グループワークの様子
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